Kinoiro

HSP(繊細すぎる人)の特性に100%当てはまる主婦が綴るブログです。

【無料で学べる】求職者支援訓練受講の体験談①

昨年の秋、求職者支援訓練の制度を使って、某民間学校で簿記会計とPCを学べるコースを受講していました。

その時の体験談をお話ししたいと思います!

 

 

1  職業訓練とは?大きく2種類に分けられる

 

【公共職業訓練

主に雇用保険を受給している求職者の方を対象に、就職に必要な職業スキルや知識を習得するための訓練を無料(テキスト代等は自己負担)を実施しています。

 

【求職者支援訓練】

  主に雇用保険を受給できない求職者の方(受給が終わった方も含む。)を対象に、就職に必要な職業スキルや知識を習得するための職業訓練を無料(テキスト代等は自己負担)で実施しています。

 

厚労省では、これらの職業訓練を「ハロートレーニング」と呼んでるようです。

ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練||厚生労働省

 

私は働いていたので雇用保険受給資格者ではあるのですが、受けたいなと思ったコースが求職者支援訓練のほうにあったため、公共職業訓練ではなく求職者支援訓練のほうに応募しました。

このように、雇用保険受給資格者はどちらのコースも受講できます。

しかし、公共職業訓練の場合は、「自己都合による退職の場合に失業手当をもらえるまで3ヶ月の待機期間が通常かかるのが、入校したらすぐに失業手当受給ができる」という最大のメリットが、求職者支援訓練ではそのようなメリットはありません。

ただし、規定の条件を満たしている人の場合は職業訓練受講給付金として月10万円もらえる制度があります。(その分さぼったりはできません!)

倍率としては公共職業訓練のほうが圧倒的に高いそうですよ。

各コースの倍率は公表されてるので調べてみてくださいね。

 

 

2 求職者支援訓練は面接あり。どんな感じ?

公共職業訓練は基本的に書類選考のみのようです。求職者支援訓練は面接があり、

就職する意欲があるか、勉強する意欲があるか、くらいの確認をされます。

私が面接を受けたときの様子ですが、スーツの人がほとんどでした。

女性は、オフィスカジュアル?みたいな雰囲気の人もいましたが、

とりあえず迷うくらいならスーツで行っとけば間違いありません。

 

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面接

【聞かれたこと】

事前に申込書に志望動機などを記入しているので、それに沿って話は進みました。

このコースを受講して資格を取り、どのような仕事をしたいのか。

卒業後どのくらいの期間までに就職したいのか。など、ですかね。

学校としては卒業後3か月の間に就職してもらうと報奨金が国から入るようですので

ここが非常に重要なんだと思いますw

よほどのことがない限り、まともな受け答えをしていれば大丈夫な感じでした。

 が、しかし!

コロナ渦で失業者が増え、職業訓練を受ける人が最近急増しており、求職者支援訓練でさえも倍率がかなり上がってきているようです。

現に、私が通っている間も次月の入校者面接をやってたりしましたが、すごい人数の人たちが面接を受けてました。

定員オーバーということは落ちる人もいるということですから、面接では「就職したい!」という心意気を強く持った人のほうが当然受かりやすいかと思います。

 

 3 いざ入校!クラスメートはどんな感じ?

 無事合格し、入校となりました。

初日はオリエンテーション職業訓練とはその名の通り「仕事に就くための訓練」をする場所ですから、普通の大学や専門学校のように「だるけりゃさぼる」なんて甘い考えは通用しません。その辺の説明を口酸っぱく言われます。

就職の面接で休まなければいけない場合や、私のように子育て中のママだと保育園や学校の都合でどうしても休まなければいけない日も出てくると思いますが、その場合も特段配慮はありませんので、普段なにもない日は絶対休まないようにしてください。

 

さて、私のクラスは30名定員で、受講コースが簿記やPCという事務系のため、男女比率は2:8くらいで圧倒的に女性が多かったです。

年齢比率としては、20代は2割、30代が3割、40代以上が5割という感じ。

予想以上に年齢層が高くて驚きました。求職者支援訓練というのは雇用保険受給資格のない人対象だから、学卒者で就業経験のない人も含むわけです。なので若者が多いのかな?なじめるかな?と心配してたのに、まさか自分が若いほうに入るとはw

なんだったら、もう65歳以上?っていうような高齢者の方もいたり。

この方はPCの授業にまったくついていけなくて、いくら初学者もOKとはいえ「大丈夫か・・・」という空気が漂っていました・・・

 

他にも独特な方がいっぱいいたので少し紹介させてください!

・子育て中の30代ママで、とにかく仕切り屋。簿記経験もあるからなのか、やたら小難しい質問を授業中に何度もして、先生も周りの生徒も困惑する。いま授業してるのそんな内容じゃないんですけど・・・

・自己中な40代女性。先生に質問するのはいいが、自分の理解力のなさを棚にあげて「意味わからないんですけど」とか平然と言う。せっかく先生は丁寧に質問に答えてるのに・・・気の毒になってきます。

・体調悪いアピールがひどい30代男性。常にため息。「だるい」「しんどい」など周りのクラスメートにいつもアピールしてる。メンタルの病気?なのか何なのかわからないが、そんな状態で就職なんて無理でしょ。なぜ来た?とイラっとしてくる。

・とにかくやる気がない20代女性。授業が始まり点呼が始まってもお菓子食べたりスマホ見たり。挙句の果てに授業中に抜け出してタバコ吸いに行く。

 

このように振り返ると、よく面接受かったなと言いたくなる人もいましたが、学校的には定員オーバーにならない限りは来るもの拒まずなんでしょうね。受講者の数により国から入ってくるお金が変わってくるようですから。

 

 

4 職業訓練に来る人の目的は様々だった。

上記のような周りの意欲を削ぐようなクラスメートもいるのは事実です。

そのほか親しくなって話を聞く人のなかには、

「すぐには働きたくないからとりあえず職業訓練に来てみた」

とか

「簿記に興味あるが普通に専門学校行くとお金かかるから、職業訓練利用した。専業主婦だから就職する気はあまりない」

とか

「家族が自営業でその手伝いをするために簿記とPC習いに来た」

とか、

正直に面接で話したら落ちるでしょ!な人もチラホラ・・・

まあでも、この人たちは勉強意欲は高かったので私も刺激を受けました。

 

次回は具体的な受講内容をお伝えできればいいなと思います。

ちなみに学校で使っていた教科書はTACの↓こちらのシリーズでした。

(通っていた学校自体はTACではないですが)